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ストックの仕事blog
155.国内最小規格でシステムバスを実現

155.国内最小規格でシステムバスを実現

ストック本城です。

今やマンションの浴室といえば、工場生産した部材を

現場で組み立てるシステムバスが主流です。

コストが安く施工性が良いのはもちろんですが

マンションとなれば防水性も重要となります。

1970年代以前の中古マンションの場合

タイル貼りの在来工法の浴室が多く

老朽化や寒さや水漏れが問題になっています。

リフォームの際には

やはりシステムバスにするのが一般的です。

ただし、既存浴室の狭いスペースに

設置できるシステムバスは少なく

サイズアップをしたくてもマンションの構造の

多くが壁式工法※でコンクリートの壁が障壁となるのです。

※4109ブログ『93〜97取り除けない壁・・・』参照

施工事例をご紹介します。


東灘N様邸の場合

既存浴室は構造のコンクリートに挟まれていて

上半分はコンクリートにタイル貼り仕上げ

下半分はハーフユニットという防水ユニットが

はめ込まれていました。

コンクリートに埋め込まれた給水給湯管も

老朽化しているので使えず

新たな配管スペースや設置可能寸法を考えると

国内最小規格1014サイズのシステムバスがギリギリ入る計算

まずは既存ハーフユニットの撤去作業

コンクリート壁の向こうにある給湯器から新たな樹脂配管

自動お湯はりや追い焚きも可能になります。

出来上がってしまえば普通に綺麗で快適なシステムバスです。

狭さだけは仕方ないですが・・・


灘区S様邸の場合

こちらも壁式工法のマンション

入口の壁はなんとか撤去できるものの

コンクリート壁のトイレとの間に挟まれた

この脱衣所がすでにかなり狭く

浴室をサイズアップするのはNG

配管スペースや設置可能寸法を考えると

国内最小規格1014サイズのシステムバスがギリギリ入る計算

梁型もあり天井高さもギリギリ

天井換気扇の設置寸法もギリギリ

それでも完成すると

窓付きの明るい綺麗な浴室となりました。

狭さだけは仕方ないですが・・・

【ストック株式会社 代表取締役 本城健裕】芦屋市・神戸市東灘区地域限定/マンションリフォーム・リノベーション専門/ご紹介とOB客様リピート工事が9/安心の地域密着かかりつけ工務店

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